採用等
自衛隊の医官を養成する中で大きな役割を果たしているのは防衛医科大学校であるが、同校は歯科医官の養成は行っておらず、歯科医官は全て国公立私立大学の歯学部出身者の中から試験により採用される。 歯科幹部候補生として採用される場合と、公募により採用される場合とがある。幹部候補生学校へは行かず、直接部隊配置となる。但し、最近は歯科医官の充足率は高く、公募受験は認定医・専門医保有者との条件が付く場合が多い。
階級・昇進 [編集] 歯科幹部候補生に採用されると、曹長の階級を指定される。幹部候補生学校の卒業時に2尉に任官するが、歯科の場合は医科と異なり博士課程卒業者も幹部候補生として採用されうる。この場合は免許取得後4年経過しているため卒業時に1尉に任官する。
待遇
基本的には医官と同様に、俸給に加えて約10~30万円の初任給調整手当が支給される。これは勤務地により金額が異なり、僻地の方が金額が高くなる。なお、免許取得後15年目よりこの手当ての金額は逓減されるが、本俸の昇給が一般の自衛官に比べて早いため(医官調整)、金額が減少することは基本的にない。ちなみに初任給調整手当はいわゆるボーナスに反映されないため、月給の割にはボーナスの金額は高くない。
歯科幹部候補生として採用されると、医科幹部候補生と同じく、陸海空の幹部候補生学校で6週間の幹部自衛官としての基本教育が行われる。陸・空ではMD区隊、海では医科歯科分隊と称する。 初任歯科医官実務研修 [編集] 初任歯科医官実務研修は2年間で、陸では自衛隊中央病院の歯科・口腔外科、海では自衛隊横須賀病院歯科診療部、空では岐阜病院歯科診療部で1年間研修する。その後、防衛医大の歯科口腔外科に3カ月、防衛医大麻酔科に3カ月、残り半年を、また中央病院、横須賀病院、岐阜病院で研修する。2年の初任歯科医官実務研修が終了すると、日本各地の部隊に配置される。歯科医官には部隊における健康診断の実習は無い。